日本国債の説明書

日本国債は投資先として安全?

 

 

『日本政府が毎年、国債発行額が〜円で過去最高を記録。』そんなニュースを耳にした事があるかたも多いことでしょう。

 

日本政府は、国債を発行して、国を運営していくための予算を市場から調達しています。この発行した債券を銀行等金融機関に購入してもらう事で必要な資金を調達し、期限が来れば金利を上乗せして貸し手にお金を返すのです。この日本政府が発行する債権を日本国債と言います。

 

日本国債(にほんこくさい)は、日本国政府が発行する公債である[。「国債ニ関スル法律」(明治39年法律第34号)に基づいて発行されている。正式名称は「国庫債券」であるが法律上の名称では「国債」の略称が用いられている例もある。実務上「国債」や「日本国債」またはJapanese Government Bondを略して「JGB」ともいう。日本国の運営に必要な資金を集めるために発行される。

wikipediaより引用

2019年現在この日本国債は、金利がとても低く、ローリターンの投資先と言えます。

それでは、この日本国債への投資、リスクはあるのでしょうか?

 

日本が財政破綻する可能性はある?

 

 

日本国債への投資が大失敗するリスクとしては、日本政府が借金を返せなくなり、財政破たんをしてしまうという事が考えられます。

こちらは、2018年の日経新聞から。


国の借金、1087兆円に増加 3月末、国民1人当たり859万円 


2018/5/10 14:41

財務省は10日、国債や借入金、政府短期証券を合わせた「国の借金」の残高が3月末時点で1087兆8130億円になったと発表した。長期国債の残高増加が影響した。2017年12月末と比べ2兆593億円増え、過去最高を更新した。18年4月1日時点の総務省の人口推計(1億2653万人、概算値)で単純計算すると、国民1人当たり約859万円の借金を抱えていることになる

日経新聞電子版より引用

 

今や、この日本政府による借金のニュースを聞いたことがない人は少ないでしょう。実はこの1000兆円を超える政府の借金は約9割を日本国債が占めています。

でも待ってください。

≪国民1人当たり約859万円の借金を抱えていることになる。≫と記事にありますが、現在の日本国債の保有者は9割以上が日本の国内にいます。何も日本政府は外国からお金を借りているわけではありません。

貸し手の9割は私たち日本国民なのです。実際には、私たちが銀行に預けているお金や生命保険に支払っているお金が国債で運用されたりしています。

つまり、≪国民1人当たり約859万円の借金≫という表現は明らかに間違っており、正確には国民一人当たり約859万円の金額を日本政府に貸していると言えるのです。

 

 

2019年1月現在の状況では日本が財政破綻する可能性は極めて低いと言えるでしょう。

 

 

 

日本国債での資産運用が適しているのはどんな時?

 

日本国債がいくらローリスクとは言え、リターンがなければ国債を購入する気持ちにはなれません。

今、日本の10年物国債(長期金利)は約0%に維持される金融政策、イールドカーブコントロールと呼ばれる政策が行われています。

この状況下で果たして日本国債に投資するメリットはあるのでしょうか?ここでは、個人向け国債について、メリットとデメリットを考えてみます。

 

個人向け国債のメリット

  • 金利が、銀行預金より高い(下限0.05%)
  • 安全性が高い資産管理である
  • 少額投資(一万円〜)が可能である

 

個人向け国債のデメリット

  • 最低一年は、途中換金が不可能
  • 購入出来る期間が決まっている
  • 預金より高いとは言え、投資信託等より金利は低い

 

国債の購入にはこれらのメリット、デメリットを理解した前提でさらにタイミングを考えることが重要です。

 

国債での資産運用は、デフレ期や不況時に向いている。

 

結論を言えば、国債への投資は経済環境がデフレーションを伴った不景気の見通しが続く予想の時に有効です。

デフレ不況の時には、株価や土地価格などの資産価値が低迷します。さらに、断続的にモノの価格が下がっていくデフレ期では、年々現金の価値が上がっていきます。

タンス預金でも一年貯金をすれば、来年にはそのお金で今より多くのモノが買えるようになっている。それがデフレーションなのです。

前述した通り、デフレ期においては資産価格が低迷しリスク資産はよりその価値を擦り減らす傾向があります。そんな状況下で、銀行の預金金利よりも高く、安全性も高い日本国債は、投資先としてひと際輝き始めるのです。

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