目次
株式投資をわかりやすく解説


株式投資が必要な理由
今では信じられませんが1970年代の日本では、郵便局の定期貯金金利が10%を越えた時期がありました。

現代日本はメガバンク預金金利が0.001%という、超低金利の時代が到来しています。
100万円のお金を1年間、銀行に預けたとして、貰える金利が
10円

。。。。
これでは金利よりもATMの手数料の方が高くついてしまい、銀行に預金をするメリットが見出せません。
現代は、
お金を何らかの資産に変えて運用をしないと増やす事が難しい時代
と言えます。
参考記事
2012年の末から始まった経済政策アベノミクスによって、株式や不動産などの資産価格は大きく上昇しました。
参考記事:アベノミクスとは?
この時、資産を信じられない程に増やした人は、リーマンショック以降の株価低迷期に株を買っていた人達です。
-株式投資はハイリスク-
バブル崩壊と長いデフレ不況を経験した私たち日本国民が株式投資に拒否感を持ってしまうのは当然です。
しかし、バブルの発生やバブルの崩壊にはしっかりとした裏付けがあります。
株式投資は本当にハイリスクなのか?
どうやって株式の運用をしていけば良いか?
そんな疑問をマクロ経済政策の絡めながら、なるべくわかりやすく解説します。
当記事はこんな方におすすめ
✅ 株式投資を始めたい
✅ 経済に興味がある
✅ おすすめの投資法を知りたい

株式とは?
「株式」とは
会社が事業のためのお金を集める手段の1つ
です。
会社の事業がうまくいけば、株式を持っている人(株主)に配当として利益を分配します。

画像出典:基礎からわかる株式投資
つまり投資家が応援したい企業に対して投資を行う場合に使われる1つのツールが株式とも言えます。
会社は発行した株式を、世間の投資家に買ってもらう事で事業に必要な資金を調達します。
株式投資を始めるという事は、
応援したい会社の株を購入して
その会社の株主(オーナー)の1人になる
という事なのです。
企業が投資家に向けて、出資してくれたお礼として以下の3つの方法で利益を還元します。
✔️ 配当
✔️ 株価の上昇
✔️ 株主優待
これらの還元を得る事が株式投資の醍醐味と言えます。
株式投資の始め方
証券会社に口座を開設する
まず始めに、私たち個人が株式を購入するときには、証券会社に口座を作る必要があります。
一般の人が好きな企業の株式を購入したい場合には、証券取引者で売買される上場会社の株式を購入する事になります。
証券取引所で売買される株式は、証券会社を通さなければ売買できません。
証券取引所(しょうけんとりひきじょ、仏: Bourse、英: Stock exchange)は、主に株式や債券の売買取引を行うための施設であり、資本主義経済における中心的な役割を果たしている。
Wikipediaより引用
2020年現在の日本の証券取引所には約3700社の上場会社が上場しています。
この中から応援したい会社を探して購入すれば、あなたは晴れて株主となります。
株式投資のメリットとデメリット
株式投資を始めると、株主としてのメリットを得られます。
株主のメリット
✅値上がりした株式の売却によって、利益を得る事ができる。
✅株主総会を通じて経営に参加できる。
✅利益の一部を配当金として受け取る事ができる。
✅株主優待を受ける事ができる。
一方で、株主にはデメリット(リスク)も存在します。
株主のデメリット
✅投資した企業が倒産すれば株が無価値になる
✅株価下落による損失を被る
✅資金が拘束され、現金化が遅れる
このように株主になるという事は、言い事もあればリスクもあります。
ですので、株式投資を成功させるにはリスク管理が絶対条件です。
証券会社のおすすめ
前述の通り、私たちが上場会社の株を買おうと思ったら、まずは証券会社の口座開設が必要です。
証券会社は大きく以下のように分かれます。
✔️ 総合証券(野村證券など)
✔️ 中堅証券(岡三証券など)
✔️ 地場証券(地域密着型)
✔️ ネット証券
この中で私は、圧倒的にネット証券をおすすめします。
大手の総合証券もネットによる売買サービスを提供していますが、ネット証券とはインターネット取引専門の証券会社の事を指します。
✔️ 代表的なネット証券
✅SBI証券✅楽天証券✅マネックス証券✅松井証券✅auカブコム証券✅GMOクリック証券✅ライブスター証券✅岡三オンライン証券
ネット証券の大きなメリットは2つあります。
①手数料が格安
何と言っても、ネット証券のメリットはその手数料の安さにあります。
1999年、株式売買手数料の自由化から世に現れたネット証券各社は、売買手数料の安さを売りに急成長を遂げました。

画像出典:おすすめネット証券.com
ネット証券では100円以下で10万円以内の株を購入できます。
対して、大手証券では同じネット取引の手数料ですら大きくネット証券を超えてきます。

画像出典:株,com
これが、電話や対面式であればさらに手数料は上乗せされます。
やはりネット証券の手数料の安さは、長期的に見て大きなメリットと言えます。
②スマホ一つで取引可能
もう一つのネット証券のメリットは、その手軽さです。
いつでもどこでも、ネットに繋げられる環境さえあれば株式を売買する事が可能です。
証券会社に電話をかけて注文をしていた事はもう過去の事になりつつあります。
株の売買はタイミングで大きく結果が変わりますので、タイミングを掴みやすいネット証券には分があると考えています。
ネット証券を使って、実際のトレードをブログに記録しています⬇︎⬇︎
現物取引と信用取引
株式投資への恐怖心がある人は、以下のような不安をお持ちではないでしょうか?
✔️ 株で失敗して多額の借金を背負った
✔️ 株で失敗して資金が底を尽きた
確かに、考えるだけでも恐ろしい事です。
しかし、これら極端なリスクであれば、株式投資のやり方次第では低リスクにもっていく事は可能です。
例えば、株式投資で借金が出来たとしたら、それは信用取引と言われる株式投資をしていたのです。
ここからは、株式投資の取引の手法である現物取引と信用取引の違いについて解説します。
✅ 現物取引
自分の資金で株式を購入を売買する事。
企業の倒産によって、株式資産が0になる事はあっても借金が残る事はない。
✅信用取引
証券会社から資金を借り株式を購入する取引。
最大で自己資金の3倍もの資金で取引が出来る。空売りも出来る。借金が残るリスクはある。
株式投資の信用取引では、証券会社から投資資金を借りて、3倍の資金で取引する事ができます。
一方で信用取引は、借り入れた分だけリスクは高く、金利を証券会社に払わなければいけません。
◉ 現物取引のメリット
✔️ 借金を抱える損をすることがない
✔️ 証券会社に口座を解説すれば誰でもできる
✔️ 長期投資がしやすい(金利がかからない)
◉現物取引のデメリット
✔️ 自己資金が少ない場合に利益を出しづらい
✔️ 下落相場では利益を出しづらい
次は、信用取引についてです。
◉ 信用取引のメリット
✔️ 自己資金が少なくても利益が出しやすい
✔️ 下落相場でも※空売りによって利益を出す事が可能
◉ 信用取引のデメリット
✔️ 株価の下落幅次第で借金を背負う事になる
✔️ 証券会社からの融資に金利がかかる
✔️ 株式投資の歴や信用など、信用取引の実施には審査がある
信用取引では、※空売りができる事が特徴です。
※空売りとは
✔️証券会社から株式を借りて市場で売却
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✔️株価が下がったらその株式を買い戻す
⬇︎
✔️買い戻した株式を証券会社に返却
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✔️値下がり幅分の利益を得られる
このように信用取引では、株価の下落局面でも利益を出す事が出来ます。
✔️信用取引におけるレバレッジ
信用取引で、自己資金よりも多くの資金を使って売買する事をレバレッジをかけるといいます。
✅株式の場合は自己資金の3倍
✅FXの場合は自己資金の15倍
レバレッジを大きくかけるほど利益は大きくなりますが、当然損失も大きくなるため信用取引はリスクが大きい取引といえます。
また、FX(外国為替取引)では15倍までのレバレッジが認められています。
100万円の元手があれば、1500万円まで自己資金を膨らませて取引する事も可能です。
しかし、基本的にはレバレッジをかけての取引はリスクが高すぎは為におすすめはしません。
レバレッジをかけないという事だけでも、大きなリスク管理となり得るのです。
投資銘柄はどうやって選ぶ?
前述した通り、日本には約3700社もの上場企業が存在します。
この数ある上場企業の中で、あなたが応援したい会社や有望な将来を見据えている会社があれば良いのですが、何を選んでいいかわからないと思う方が大半です。
そこで銘柄(投資する企業)の判断基準をまとめます。
ファンダメンタル(財務)分析
経済状況や企業の財務状況・経営状況をもとに将来の株価を予測すること。会社四季報を参考にすると良い。
チャート分析
過去の株価をもとに将来の株価を予測すること。「トレンド系」分析と、「オシレーター系」に大きく分類。
また、株価は業種(セクター)で連動して動く事が多いため、将来有望な業種や株価チャートが上昇トレンドの業種の銘柄に投資する事と有効とされます。
指数連動型投資信託ETF
財務分析なんて難しくて出来ないという方には指数連動型の金融商品がおすすめです。
代表的な指数の例を挙げると日経平均株価があります。
✅日経平均株価
上場企業の中から、人気があり活発に取引されている225社を選んで、平均した株価指数を言います。
日経平均株価は株数などでウェイトづけしていない単純平均株価なので、値がさ株に影響を受けやすい傾向があります。
その為マーケットの全体像を見る指数としてTOPIXという指数があります。
東証一部の全銘柄を時価総額でウェイト付けした株価指数であるTOPIXが実態に近いと言えるでしょう。
このような指数に連動するように、さまざまな株式を組み合わせて作られた金融商品をETF(上場投資信託)と言います。
ETF(上場投資信託)とは、日経平均やTOPIX、外国の株価指数といった特定の指標の動きに連動するように運用されている投資信託 の一種です。
金融商品取引所 に上場していることから、株式と同じように取引できる金融商品です。
引用元
ETFは、指数に連動されますので景気動向さえ掴んでいれば長期投資、分散投資に向いている金融商品と言えます。
また、ETFは投資信託商品として上場していますので株式のように売買できて手数料もそんなに高くない事も魅力です。


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