ドルコスト平均法のメリットをわかりやすく解説

ドルコスト平均法と資産形成

 

資産運用や資産形成を考えた事がある人は、『ドルコスト平均法』というワードを聞いたことがあるかもしれません。

私は、この投資手法は極めてメリットが多い手法の1つと考えています。

ドル・コスト平均法(英: dollar cost averaging)とは、株式投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。定額購入法ともいう。金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。

Wikipediaより引用

 

ドルコスト平均法の特徴

ドルコスト平均法は、一定毎期間に一定の金額分、一定の金融商品への投資を行う手法です。

例えば、一つの金融商品(投信や株式)に、毎月の給料日に5万円分、毎月購入する。

これがドルコスト平均法であり、とてもシンプルでありながら、実は大きなメリットを秘めているのです。

 

ドルコスト平均法のメリット

 

平均取得金額を安定させ、高値買いや安値売りを回避出来る。

 

ドルコスト平均法は、金融商品の平均取得金額を安定させます。

金融商品の価格は時価ですので、価格が高い時、低い時があります。ドルコスト平均法は、取得金額を平均化する事で、金融商品の高値買い、安値売りを避ける効果があります。

 

【3月25日】

例えばあなたの給料日の今日、1株5000円のA社の株式を5万円分購入したとします。この時購入出来た株数は10株です。

この時のあなたの平均取得金額は5,000円です。

 

【4月25日】

ちょうど一か月後の給料日、あなたは今月もA社の株式を5万円分購入するのですが、3日前に発表されたA社の決算が悪く、その時の株価が2,500円まで下がっていました。

この時のあなたの持っている損失(まだ売っていないので含み損)は25,000円です。

5万円2,500円の株を買うのですから、今回はA社の株式を20株購入する事になります。

ポイント1

購入金額は先月と同じでも2倍の株数を買う事が出来た。

 

ポイント2

株価が下がった所で損切り(これ以上損失を膨らむ事を回避する為に株を売却する事)を避けられた。

 

さて、これであなたは2ヶ月間で10万円を出資し30株を購入したことになりました。

ですから、あなたのA社の株式平均取得金額は3333円まで低下します。(10万÷30)

【5月25日】

A社の株価が再度上昇して5,000円まで戻りました。あなたはこの時に5万円の利益を得る事となります。(実際には売却するまでは含み益となり、現実利益とはなりません)

そして本日の給料日、また5万円で株を購入しますが、株価が5,000円ですので今回の購入は10株となります。

この時点で、あなたは15万円の出資金で40株を持った事になります。平均取得金額は3750円になり、先月よりもやや上昇しました。

ポイント3

購入した株価が暴落した時は買える株数が多くなり、暴騰した時は買える株数が少なくなる。

 

このようにドルコスト平均法は、株価の暴落や暴騰にも安定して対応出来る長期投資向けの投資手法です。

何より、株価の暴落によって精神的に疲弊したり、暴騰して舞い上がったり、過度な感情の上下を避けられる事がこの手法のメリットであると私は思います。

 

ドルコスト平均法で気をつける事

ここまで、ドルコスト平均法の手法とメリットについて書いてきましたが、当然気を付けなければいけない事もあります。

それは、上場廃止や倒産のリスクです。

会社の株式に、毎月積み立てのように同じ金額をコツコツ投資したものの、急にその会社の倒産が発表されたとします。

たちまち、今まで積み上げてきた資産は0に近くなってしまいます。

また、倒産までは行かずとも、その会社が証券取引所からの上場が廃止されたとします。

その場合も、株式市場での価値は0に近くなってしまいます。

ドルコスト平均法を長期的に行う上では、この倒産リスクに一番注意しなければいけないのです。

 

倒産リスクを避ける為には?

倒産のリスクを避けるポイントは2つあります。

ポイント1

会社の株ではなく、投資信託ETFを積み立てる。

 

これは、倒産リスクは全くないと言っていいでしょう。投資信託ETFは、沢山の企業の株式を組み合わせたものや、日経平均株価指数に連動するように作られています。

つまり、投資信託ETFを購入して行くことはそれだけで分散投資の効果があるのです。

ただ、投資信託は個別の会社よりも値動きがマイルドな傾向がありますので、大きく資金を増やしたいと考えている人には物足りないかもしれません。

また、買うタイミングによっては暴落にあってしまう可能性はもちろんありますので、長期的に購入して、平均取得金額を安定させるという事が大切です。

 

ポイント2

優良企業の株式で積み立てる

こちらの方法は、完全に倒産リスクや上場廃止を避ける事は出来ません。

しかし、その可能性を最小限にする為に、東証一部の中でもさらに優良企業に投資をする事で、ある程度のリターンを見込みながらも比較的安定的に資産を運用する事ができます。

例えば、愛知県の豊田自動車は、日本で一番の時価総額を誇る一流企業です。

このトヨタは、当面の間は倒産のリスクは殆ど無いと言えるのではないでしょうか?

PERや自己資本比率、その他にも山のように存在するの指標によって財務分析をすれば、当面の間の倒産リスクを最小限に抑える事は可能です。

 

まとめ

この様に、ドルコスト平均法は極めて沢山のメリットを秘めています。 

上がり続ける株はありませんが、下がり続ける株もありません。

投資を行う上では、株価の上げ下げに影響されない精神力を持つ事が極めて重要です。

株価の値動きは人の心理の集合体とも言えます。

繰り返しになりますが、それらの変動に対して精神を安定して保つ為にも、ドルコスト平均法はとても有効なのです。

しかし、どれだけ素晴らしい投資手法があったとしてもそれを実行できなければ意味がありません

実は、値動きに気持ちが影響されずに、一定の期間で一定の金額を購入して行くことは、難しい事でもあるのです。

将来、どのくらいの資産をゴールとするのか?資産額の目標を達成したら、どうしたいのか?

老後の資金でも構いません。

その資産運用の最終的な目標を明確に決めておく事が、株価の変動に影響されない精神づくりにとって重要だと考えています。

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リフレキャット

日経平均株価の最高値更新を祝して美味しいお酒を飲める日を心待ちにしています。テクノロジーの発展と豊かで明るい未来を想像しながら、今日も『時代おくれ』を聴いています。