【株の売り時はいつ?】タイミングを明確にする3つの視点

当記事の内容

 

✔️株の売り時がわからない時の解決法

 

時間軸を明確にする

経済政策を理解する

オシレーターをもとにする

 

資産を運用する上で、資産売却のタイミングは誰もが悩む選択です。

 

当記事では、株式投資における資産売却のタイミングを決める方法を、3つの視点から紹介します。

 

①時間軸を明確にする

 

まずは、株を買う前に必ず決めておく事があります。

 

それは、資産運用の時間軸です。

 

つまり、運用しようとしている期間が

 

短期投資(1日〜1ヶ月)

中期投資(1ヶ月〜1年)

長期投資(1年以上)

 

あなたが運用している資産は、この中のどれに当てはまりますか?

 

この運用期間が明確でなければ、行き当たりばったりの投資となり、株価の上下に振りまわされてしまいます。

 

逆に言えばこの時間軸を明確にすることで、株価の上下に振り回される事なく、毅然とした株の売却判断ができるようになります。

 

例えば、投資期間が1日から1ヶ月の短期投資であれば、株の売り時は『加熱感』が重要です。

 

逆に、1年以上の長期投資であれば、株の売り時の判断には、『企業の業績』『生活の中に必要資金が生じる』といった事情まで入ってくる事があります。

 

時間軸を明確にしておく事で株価が急落した時の対処法も変わります

 

例えば以下のような判断です。

 

✅短期投資中に株価が急落

➡︎ 損失が拡大する前に株を売却

 

長期投資中に株価が急落

➡︎ 急落した価格でさらに株買う

 

時間軸が大きく違えば、株価の変動に対する方法も変わります。

 

中期から長期では、時間を利用してリスク分散をおこなうドルコスト平均法も有効です。

 

これらは、株を運用するおおよその期間を明確にすることによって得られるメリットです。

 

まずは株の売り時を探すときには、時間軸を明確にしましょう。

 

 

②経済政策を理解する

 

日経平均株価をはじめとする株式価格は、日本の経済政策によって方向づけられます。

 

大きくは2つの政策にわかれます。

 

金融政策

 

金融政策と景気の関係をわかりやすく解説する。

 

財政政策

 

【財政政策とは?】わかりやすく解説。

 

特に、株価に大きなインパクトを与える経済政策は以下のようになります。

 

✅株価上昇要因となる政策

 

金融緩和政策

*減税政策

*再分配政策

 

株価下落の要因となる政策

 

*金融引き締め政策

*増税などの緊縮政策

 

 

おおまかな経済政策と株価の方向性は、2012年に実施されたアベノミクスでも証明されました。

 

ただ、一つ注意点があります。

 

それは

『株価上昇のタイミングで買い、株価下落のタイミングで売る』という単純な話ではない

ということです。

 

むしろ、この逆です。

 

株式などの資産は、

✔️安い時に買い

✔️高い時に売る

 

これが原則です。

 

つまり、資産価格が上昇しはじめる時は売却のタイミングを測る時という事です。

 

特に中長期の資産運用において、市場の投資家がどんどん資産を買い入れて株価が上がる時に売却をするという事は極めて重要な勝ちパターンと言えます。

 

 

③オシレーターをもとにする

 

最後は極めて実用的な売却のタイミングを見極める方法です。

 

それは、オシレーターをもとにした株価チャートの分析を行なって売却のタイミングをはかる方法です。

 

これは短期から長期まで、すべての投資方法に対して有効です。

 

オシレーターとは・・・

相場の強弱を表すテクニカル分析の指標。
「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断し、その反転を予測して逆張りに利用するのが一般的で、RSI、サイコロジカルライン、ストキャスティックス、ボリンジャーバンド、MACDなどが代表的なオシレーター系の指標です。

引用元

 

 

このように相場の過熱感をはかる指標をオシレーターと言います。

 

この中でも私が取引において重要視する統計指標『ボリンジャーバンド』を例に解説します。

 

 

これはとある日経平均株価の日足チャートです。

この一日ごとに形成されるローソク足(あし)の上下に色づけされた5本の線を確認できるでしょう。

 

これが、ボリンジャーバンドと呼ばれるオシレーターです。

 

ボリンジャーバンドを単純に言えば、この上下のパープル線から外れた株価は、極端な値動きになっていますよという事を教えてくれています。

 

例えば、このチャートでは株価が下のパープル線を大きく下回った日を確認できます。

 

これは

 

『最近の値動きと比較して

株が極端に売られていますよ』

 

という事を教えてくれているのです。

 

事実、その次の日には上下の枠線の中まで株価が反発しています。

 

少し詳しく言いますと、ボリンジャーバンドは統計学を基に、直近の株価の標準偏差から確率を算出するものです。

 

 

チャート内の緑の2本線 = ±1σ 

ボリンジャーバンドの±1σの範囲内に収まる確率 ⇒ 約68.3%

 

 

チャート内の紫の2本線 = ±2σ

ボリンジャーバンドの±2σの範囲内に収まる確率 ⇒ 約95.4%

 

つまりこのボリンジャーバンドを例に言えば、このチャートの上パープル線を超えるまで株価が上昇すれば、株価は加熱していると判断できます。

 

先程の画像をもう一度見てみましょう。

 

 

日経平均株価が22965円に達した日は、ボリンジャーバンドの上パープル線にタッチしています。

 

そこから株価が下落に転じています。

 

つまり短期的な投資目線では、このパープル線にタッチした時が売りのタイミングだったと言えます。

 

また、今回は日足チャートで解説しましたので、短期投資目線での売買となります。

 

これを週足チャートや月足チャートに変えれば、長期投資目線でも、過熱感を判断できます。

 

 

とは言え、もちろんボリンジャーバンドも完璧ではありません。

 

 

このように、ボリンジャーバンドの+2σにタッチしたとしても、そのまま上昇していくパターンもあります。

 

とは言え、この上昇パターンはボリンジャーバンドから大きく乖離しているわけではなく、どちらかというと+2σのラインに沿って上昇しています。

 

1番目のチャートのように

 

ボリンジャーバンドと大きく乖離すれば、次第にバンドの中に収まっていく傾向にあります。

 

このように株式売却のタイミングには、ボランジャーバンドをはじめとするオシレーターによる相場の加熱感を知る事が極めて重要です。