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投資信託のメリットとデメリットをわかりやすく解説

2012年末から始まった経済政策アベノミクスを皮切りに、日経平均株価は長い上昇トレンドに入りました。
2020年末には平成バブル崩壊以降の最高値を記録して、世の中には密かな投資ブームが巻き起こっています。
当記事では、資産運用の手段の1つとしての投資信託について、そのメリットとデメリットを添えてわかりやすく解説します。
※投資信託の種類やオススメに関してはこちらの記事を参照ください
そもそも投資信託とは?

投資信託を簡単にあらわすと
投資をしたい人からお金を集め
集めたお金を投資の専門家が運用する商品
と言えます。
つまり
投資信託を買う
= あなたのお金をプロに運用してもらう
というイメージです。
投資信託は投資初心者の方や、活発に取引きをする時間のない方におすすめの投資商品です。

投資信託のメリット
それでは早速、投資信託のメリットを紹介します。
✅投資のプロに運用してもらえる
✅小額から投資ができる
✅分散投資によるリスク分散ができる
✅個人で投資しづらい海外投資も可能
①投資のプロに運用してもらえる
何と言っても投資信託のメリットは、あなたに代わって投資のプロがあなたの資産を運用してくれる事です。
彼らは常にマクロ経済や資産市場と向き合ってますので、あなたが個人的に詳しく勉強をしたり常に値動きを見ている必要がありません。
つまり、投資信託はあなた手間を省きながらあなたの将来の資産形成をする投資商品となってくれるのです。
②小額から投資ができる
通常の株式投資や不動産投資では、ある程度まとまったお金が必要になります。
しかし、投資信託は安いものでは100円から投資が可能なのです。
そのため、投資信託は大きなお金を作る積み立ての方法としても有効であり、現時点で手持ちのお金が少ない人でも始める事がでからのです。
③分散投資によるリスク分散ができる
株式投資のみの運用では、企業の倒産や株価が暴落した時に、大きな損失を負う可能性があります。
投資信託は、多くの企業に対して分散して投資をするため、損失リスクを分散する事が可能です。
そのため、株価が暴落した時でも損失を抑制することができるのです。
④個人で投資しづらい海外投資も可能
投資信託は、株価指数や株式のみならず、不動産や債券など、多くの種類の資産によって作られています。
これらは国内や国内を問わずに購入対象が幅広く、個人では買入れが難しい発展途上国の株式や債券などを投資対象とした商品が多くあります。
投資信託のデメリット
さて、すべての金融商品にはメリットもあれば当然デメリットも存在します。
次は、投資信託のデメリットを紹介します。
✅運用手数料がかかる
✅元本割れのリスクがある
✅流動性が低い(簡単に現金化しづらい)
①運用手数料がかかる
投資のプロに資産運用を任せる以上は、手数料が発生します。
投資信託は「購入→運用→売却」という一連の流れに手数料が発生する仕組みになっています。
それぞれ「販売手数料(契約時)」「信託報酬(運用中)」「信託財産留保額(解約時)」といい、相場の平均は運用金額に対して下記の比率でかかってきます。
◉販売手数料 〜3%
◉信託報酬 0.05%〜3%
◉信託財産保留額 0〜0.5%
2021年1月現在の投資信託商品の数は6000以上にのぼります。
手数料は上記のとおりで、安いものから高いものまで幅がありますから、投資信託を選ぶ時の1つの指標になるでしょう。
②元本割れのリスクがある
投資信託はあくまで投資商品なので、預貯金などとは違って投資したお金が減ってしまうリスクがあります。
投資信託で資産の運用をプロに任せるとは言えども、世界経済や株式市場に悪い変化が起こってしまえば投資金額が減ってしまう事もあります。
とは言え、投資とは許容できるリスクの範囲内で利益を上げていく事が醍醐味とも言えます。
株価が上昇している今の時期は、投資信託には大きな利益を生み出してくれる可能性も秘めているのです。
③流動性リスク(現金化しづらい)
「流動性」とは、金融商品等の「換金のしやすさ」のことをさします。
投資信託は、通常の株式の売買のように『売りたい』と思った時にタイムリーにおこなえるもとは限りません。
なぜなら、常にその価格での買い手が存在するとは限りませんし、何より投資信託はプロに投資を信託している訳ですから必ずタイムロスが生じます。
その為、売買や換金のしやすさといった点では通常の株の売買には劣ってしまいます。
投資信託はこんな人におすすめ
これらの理由から、投資信託は下記のような方におすすめです。
✅取引する時間がない
✅どの株を買えば良いか分からない
✅小額から始めたい
✅分散投資がしたい
✅海外の株も買ってみたい
✅短期ではなく中長期で積みたてたい
これらを考える投資初心者の方には、投資信託は良い資産形成のツールとなってくれるでしょう。
そうは言っても、投資信託の種類だけで6000を超えてくる為に、なかなか良い商品を選ぶ事すら難しいかもしれません。
最後におすすめの投資信託と、選ぶポイントを解説しておきます。
投資信託を選ぶポイント
投資信託を選ぶポイントはざっくりと2つあります。
①手数料
②運用資金の大きさ
この2つです。
①手数料
手数料は投資信託を購入する時点で、あらかじめ予測する事ができます。
コストはあなたの手元に最終的な利益の額に大きく影響するので、かなり慎重に判断すべきでしょう。
運用期間が長くなればなるほど信託報酬は最終的利益に大きく影響を及ぼします。
投資信託を選ぶ際には、毎年引かれるコスト「信託報酬」をしっかり確認することが必要です。
②運用資金の大きさ
投資信託を運用するファンドにとって、「運用する資産の規模」はとても重要です。
あまりに運用資金が小さいと、買い入れる銘柄が限定されて、運用益が出しづらくなります。
運用資金規模で言えば最低でも1億円、商品数が多い種類の投資信託(国内株式型など)の場合は最低10億円程度の運用資金があると良いでしょう。
そしてもう一つ、投資信託を始めるにあたって重要なポイントがあります。
それは
対象となる投資信託の組み入れ資産が
最近急激な上昇をしていないか?
という事です。
急激な上昇をしている時は、資産価格が上がっている状態ですから、高値で買ってしまうリスクがあります。
一般的に投資信託は、定期的に積み立てていく方法をとりますので時間軸でのリスク分散は可能ですが、それでも急騰時の購入はやや控えた方が賢明でしょう。
おすすめの投資信託ファンド
それでは最後に、私がおすすめする投資ファンドを2つだけ紹介しておきます。
①三井住友DS投信

こちらはSMBCグループの資産運用会社である三井住友DSアセットマネジメントが運営する、 投資信託の直接販売(直販)サービスです。
✅PC・スマホ上で口座開設手続きが完結
✅少額(月1,000円)から積み立てられる
✅販売手数料0円、口座管理手数料0円 (証券会社、銀行ではなく投資信託の運用会社から直接投資信託を購入ができるため)
✅ 運用開始から2年弱で約47%値上がり
こちらの投資信託は、直販によって手数料をかっとしたり、しっかりとした運用パフォーマンスを出しています。
資産運用のプロから資産形成についての情報も得られますので初心者の方にはおすすめです。
②ひふみ投信

言わずと知れた有名ファンドマネージャー藤野英人氏が運用する「ひふみ投信」
主に日本の成長企業に投資をすることで、多くの資産形成を応援するとともに、日本の未来への貢献を掲げています。
足で稼いだ情報で日本全国の中小企業を発掘し、 「日本を根っこから元気にする」という理念には、日本の未来を応援するブログの管理者として私も共感してます。
そして何より、ひふみ投信の強みは2008年のファンド開始以来、安定した運用パフォーマンスを上げてきています。

ひふみ投身は東京証券取引所の株価指数であるTOPIXと比べても力強く運用益をあげられているのです。
2012年のアベノミクス開始以来、株価は長い上昇トレンドにはいっています。
この上昇トレンドがこのままどうなるのか?
株価はアフターコロナを織り込んで上昇しています。
2021年現時点で、これからの株価を予測するポイントをまとめた記事をご紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございます。
これからも日本の未来を応援するため、多くの情報を発信していきます。
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