金利とは?【図解でわかりやすく解説】

金利をわかりやすく解説

金利とはシンプルに言えば、お金を貸し借りする時のレンタル料金のようなものです。

利子(りし、英: interest)とは、貸借した金銭などに対して、ある一定利率で支払われる対価。

wikipediaより引用

 

資産運用や日本経済を考える上で金利への理解は外せません。

当記事では金利の決まり方からさまざまな種類までわかりやすく解説します。

 

金利と利息と利子の違い

 

まずは、紛らわしい言葉の違いの疑問を解消しましょう。

利子と利息は資金に対する立場から表現が変わりますが、意味はほぼ同じです。

 

利子

借り手側の立場からの表現

(例)ローンの利子を払う

 

利息

貸し手側の立場からの表現

(例)預金の利息を受け取る

 

 

 

金利

利子、利息と同じく賃借や預金に対する対価を表しますが、金利には元金に対する利率の意味もあり、特にこの意味で使われることの方が多いです。(金利〜%)

 

単利と複利

 

次に単利複利について説明します。

どちらも元金にかかる利率を表しますが、この二つは大きな違いがあります。

元本100万円を預金して年利が1%の場合を例にとって、この二つの違いを比べてみましょう。

 

 

✅単利

 

元本のみに利息がつく

100万円を預けたら、常に1%(一万円)の利息がつきます。

10年預けた場合には10万円の利息が尽きます。

 

✅複利

 

 

(元本+利息)に利息がつく 

利息で増えた分が毎年元本に組み込まれますから、預金の期間が長ければ長いほど多くの利息がつきます。

10年預けた場合には10万4622円の利息がつき、単利と比べて4,622円利息が多くなります。

複利はこのように、利息が次の年の利息計算で元本に含まれていく為、元本が大きければ大きいほど、預金期間が長けれぼ長いほどに有利になります。

 

 

固定金利と変動金利

 

 

住宅を建てる時など、大きなローンを組む時には必ず金利が発生しますが、その払い方は大きく3つに分かれます。

 

✅固定金利型

✅固定金利期間選択型

✅変動金利型

 

ここでは、それぞれの金利の特性と、メリット・デメリットを簡単に解説します。

 

固定金利型

 

 

固定金利型ではローンを借り入れた時から返済が終わるまで金利が固定されます。

 

✅メリット

金利が変わらない為、借入時に返済額が確定する。

 

✅デメリット

金利が高めに設定されている。  

 

固定金利期間選択型

固定金利選択型は、10年などの最初の期間は固定金利で始まり、その後は固定か変動かを選べる金利です。

 

メリット

固定金利期間は返済額を確定できて、固定金利型よりも金利が低めに設定されている。

 

デメリット

固定金利期間が終了した後の金利が分からず返済総額が確定しない。

 

変動金利型

 

 

変動金利は返済途中の半年ごとに金利が見直されるタイプのローンです。

世の中の金利の動きによってローン金利が半年ごとに見直され、一般的には返済額の変更は5年ごとに行われます。

 

メリット

3つのタイプの中で金利が最も低く設定されている。

デメリット

金利が変動するため返済額が最後まで確定しない。

 

2020年現在は、引き続き超低金利の時代です。

この低金利が長く続く見通しであれば変動金利にメリットが多く、今後に金利が上昇していくならば固定金利に分があると言えます。

それでは次に、金利はどうやって決まるのかを見ていきましょう。

 

金利の決まり方

金利は基本的に、中央銀行が行う金融政策によって調整される政策金利によって決定されます。

 

政策金利

 

政策金利(せいさくきんり、英: bank rate)とは、中央銀行が、一般の銀行(市中銀行)に融資する際の金利

wikipediaより引用

 

世の中の金利はこの政策金利に大きな影響を受けます。

中央銀行が景気状況にあわせて政策金利を誘導し、景気が良い場合には高く設定され、景気が悪い場合には低く設定されます。

 

図のように、景気の良い時には政策金利は高く設定され、為替が円高の時には政策金利は引き下げられます。

かつての日本では、公定歩合とよばれる政策金利の調整によって金利水準が決定していました。

公定歩合

 

1994年に市中銀行金利の自由化が行われるまでは、公定歩合(中央銀行が国内の金融機関に資金を貸し付ける時の金利)が日本の政策金利として機能していました。

 

しかし、金利の自由化に伴って公定歩合で政策金利を調整する事が出来なくなり、その後新たな政策金利の調整方法が導入されました。

これは無担保コールレート翌日物です。

 

✅無担保コールレート翌日物

 

無担保コール翌日物、無担保コールO/N物(むたんぽコールよくじつもの、英: Uncollateralized Overnight Call Rate)とは、日本の金融機関が、1年以下のいわゆる短期資金のやり取り(貸借)を行うコール市場において、無担保で借り約定した翌日に返済を行う際の金利のこと

wikipediaより引用

 

市中銀行の金利自由化に伴って新しく政策金利を調整するために導入されたのがこの無担保コールレート翌日物です。

コール市場とは、市中銀行間での資金の貸し借りを行う市場を指します。

国内金融機関は資金を回転させて利益を出していますが、銀行に資金が足りなくなる時はお互いに貸し借りをしています。

他銀行に無担保で借りて翌日に返す際にかかる短期金利を無担保コールレート翌日物といい、日本銀行はこのレートを操作する事で市中金利の調整を行うようになりました。

 

量的緩和政策

90年代初期にバブル経済が崩壊して以降、日本銀行による政策金利(無担保コールレート翌日物)引き下げによる景気刺激が行われました。

しかし、デフレ不況から脱却する事が出来ずに政策金利をゼロにする政策が行われました。

それでもなお、景気がなかなか浮上しませんでした。

そこで2001年に小泉政権下で導入された金融緩和政策が量的緩和政策です。

量的金融緩和政策(りょうてききんゆうかんわせいさく、英: Quantitative easing、QE)とは、金利の引き下げではなく市中銀行が保有する中央銀行の当座預金残高量を拡大させることによって金融緩和を行う金融政策で、量的緩和政策、量的緩和策とも呼ばれる。

wikipediaより引用

 

コールレートを0まで引き下げても景気が浮上しない為、金利の上げ下げではなく市中銀行の日銀当座預金に日本円を積み上げていく方法が量的緩和政策です。

ここから順調に株価は上向き始めましたが、2006年に日本銀行は量的緩和解除してしまいました。

しかしその後はゼロ金利解除を決定し、通常の金融政策に戻して以降、2013年にアベノミクスが開始されるまでは景気循環に反する政策が続けられました。

 

低金利時代と資産運用

LINE証券

2006年のゼロ金利解除から2013年のアベノミクスを経た現在でも、日本は歴史的にみて低金利時代と言えるでしょう。

 

低金利は、お金を借りる時にはお金を安く借りれる為有利になりますが、お金を金融機関に預金しても金利はほとんどつきません。

 

かつて、高度経済成長の時には預金金利が9%ついていた時代もありましたが、この時と比べて今は預金のメリットが少ない時代です。

むしろATMで預金を引き出す手数料でマイナスになってしまいかねません。

そういった意味では、この低金利時代は貯蓄をするよりも投資を行う人の方が有利と言えます。

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日本の未来を応援するネコ

日経平均株価の最高値更新を祝して美味しいお酒を飲める日を心待ちにしています。テクノロジーの発展と豊かで明るい未来を想像しながら、今日も『時代おくれ』を聴いています。