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REIT(リート)を活用する不動産投資
結論から言えば、不動産投資を手軽に始めるたった1つの方法は
REIT(リート)を買う
ということです。
✅REIT(リート)とは?
REIT(英: real estate investment trust、リート)または不動産投資信託は、公衆から調達した資金を不動産に投資する金融商品の一種。
wikipediaより引用
REITは不動産投資の1つですが、通常の不動産投資とは異なります。
一般的に不動産投資といえば、以下のような方法を思い浮かべるでしょう。
✅マンションを購入して家賃収入を得る
✅土地を購入、売却する事で利益を上げる
これに対してREIT(リート)は、これら不動産取引を
多くの人と共同でおこなう
という事です。
REITのメリットは
✅小額から不動産投資が可能
✅取引が比較的簡単にできる
✅現金化がしやすい
といった、不動産投資におけるデメリットをカバーした投資方法なのです。
◉通常の不動産投資のデメリット
✔️初期投資に大きな資金が必要
✔️流動性が低い(現金化しづらい)
✔️取引契約に手間とコストがかかる
REITは小額から積み立てていく事も可能なので、資産形成にも活用できます。
このように不動産投資のデメリットを解消し、少額から、簡単に投資を始める事ができるのがREIT(不動産投資信託)なのです。
REITの仕組み
以前は不動産投資を始める時には多額の資金が必要でした。
それがREITの登場によって、私たち一般人でも他の投資家と共同で大型ビルにも投資する事が可能となりました。
さらにREITは証券取引所にも上場していますので、簡単に売買が可能です。
REITをシンプルに表現すれば
多くの投資家から集めた資金によって不動産を購入し利益を投資家に分配するという金融商品
といえます。
REITには多くの種類があり、最低売買金額が10万円以下のものから100万円超のものまでいろいろあります。
REITの種類
REITへの投資方法は大きく3つあります。
①個別銘柄を購入する
REITの個別銘柄は、東京証券取引所に上場しています。
株式投資と同じように、証券会社に口座を開設して証券会社を通じて取引を行います。
②ETF(上場投資信託)を購入する
2019年現在、国内のREITのETFは4銘柄あります。
個別銘柄とは違い、REIT指数と連動している金融商品です。
③投資信託を購入する
REITの投資信託は、不動産のみならず、株式や債券、海外のREITなどの不動産以外の商品に分散投資したものです。
その種類は多岐にわたり、運用会社によって手数料が異なります。
REIT投資の初心者の方は、運用を委託して分散投資もできる2か3の方法が比較的始めやすいでしょう。
ただ、運用をお任せする以上は運用会社に支払う報酬も増えるため、得られる利回りは減ってしまいます。
また、1と2は証券取引所の取引時間中はいつでも売買が可能なので、流動性は高いといえます。
インカムゲインとキャピタルゲイン
株式投資と同様に、REITへの投資での収益にはインカムゲインとキャピタルゲインがあります。
✅インカムゲイン
分配金による収益・・・不動産投資で上がった収益の中から投資家へ利益の一部を還元します。この利回りは、その商品によって変わってきます。
✅キャピタルゲイン
金融商品の値上がりによる収益・・・不動産市場が活況になったり、人気のある金融商品は価格が上昇します。その値段が上がった時に売却して得られる利益です。
このように、REITは株式と同様に、インカムゲインとキャピタルゲインによって収益を得ます。
特にREITは、インカムゲインに強い金融商品だと言われています。
利益の多くの部分を分配金に回すので、利回りが比較的高めに設定されています。
このような側面から、REITは長期の運用方法に向いています。
投資方法はドルコスト平均法がおすすめ
2012年の末から開始されたアベノミクス以降、不動産価格の上昇期待によってREITは大きく値上がりしました。

画像:REIT連動型上場投資信託の値動(2020.7月現在)
これは、REIT指数連動型の上場投資信託(銘柄コード1345)の長期チャートです。
新型コロナウイルス感染拡大懸念によって大きく下落しましたが、依然として高値圏を維持しています。
長期的な投資に向いているREITは、ドルコスト平均法をおこなうと良いでしょう。(詳しくはリンク記事をご覧ください)
ドルコスト平均法は時間を活用しながらリスクを分散させていき、短期的な値動きに心を乱される事なく長期的に投資していけるというメリットがあります。
長期的な資産形成にも、REITは一つの手段として大きな力になってくれる事でしょう。
※REITは金融商品です。経済環境によっては、値下がりによる損失等を受けるリスクもあります。当記事は、REITが必ず利益につながると保証するものではありません。投資をする際は自己の責任のもと、慎重におこなってください。当サイトは責任を負いかねますのでご了承下さい。
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