ドルコスト平均法とは?【図解でわかりやすく解説】

ドルコスト平均法とは?

 

本記事では、投資に活用が可能なドルコスト平均法の手法をわかりやすく解説します。

 

ドル・コスト平均法(英: dollar cost averaging)とは、株式や投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。

定額購入法ともいう。金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。

Wikipediaより引用

 

ドルコスト平均法の手法は極めてシンプルです。

 

一定毎期間に

一定の金額を

一定の金融商品に投資を行う

 

例えばこういうことです。

 

毎月の給料日に

5万円分

同じ金融商品を購入する

 

この投資方法はとてもシンプルでありながら、大きなメリットを秘めているのです。

 

ドルコスト平均法のしくみ

 

具体的にグラフを使ってドルコスト平均法の手法と効果を解説します。

 

 

毎月50,000円分を購入

グラフを見ながら確認してください

 

あなたは今月の給料日にのA社の株式(1株9,000円)を5万円分購入しようとします。

 

そうすると、1株9,000円ですから、あなたは5株(45,000円分)を購入して、残りの5,000円は現金で持っていることになります。

 

【あなたのポートフォリオ】

購入金額    45,000円

株数       5株

現金       5,000円

平均取得金額   9,000円(45,000÷5)

 

 

株価が3,000円に下落

 

翌月の給料日、グラフのようにA社の株価は3,000円に下がっていました。

 

すると今月は5万円で、いくつの株数を買えるでしょう?

 

50,000÷3,000=16株(48,000円分)

 

株価が下落したことで、先月は5株しか買えなかったa社の株式が今月は16株も購入することができました。

 

【あなたのポートフォリオ】

購入金額 93,000円

株数   21株

現金  7,000円

平均取得金額 4,426円(93,000÷21)

 

あなたは今月も3,000円に値下がりをしたA社の株式を5万円分購入することで、先月よりも多くの株数が買えて、平均の取得金額をさげることができました。

 

株価が7,000円に値上がり

 

さらに翌月、A社の株価は7,000円に上がりました。

ここでもあなたは5万円分のA社株式を購入しますから、7株(49,000円分)を購入することになります。

 

【あなたのポートフォリオ】

購入金額 142,000円

株数 28株

現金 8,000円

平均取得金額 5072円(142,000÷28)

 

今月は、A社の株式が値上がりしたため、7株しか買えずに平均取得金額も上がることとなります。

 

まとめ

 

このように、ドルコスト平均法は、一定の金額を一定の期間で投資することで、投資金額を平均化することでリスクを分散する投資手法です。

 

 

ドルコスト平均法のメリット

 

ドルコスト平均法で投資を行うこと得られるメリットをまとめます。

 

①:リスクを分散できる

②:価格が安い時に多くの資産を買える

③:価格が高い時に資産購入量を抑えられる

④:心に余裕が持てる

 

①:リスクを分散できる

 

ドルコスト平均法は、時間を味方にして資産の取得金額を平均化します。

 

つまり、短期的な暴落や上昇に左右されづらくなります。

 

②:株価が安い時に多くの量を買える

 

ドルコスト平均法では、株価が暴落したところでは多くの量の資産を買うことができます。

 

投資の原理原則は

安い時に買い、高い時に売る。

この法則を長期的に実践できます。

 

③:価格が高い時に資産購入量を抑えられる

 

ドルコスト平均法では、資産価格が高い時には購入できる量が抑えられます。

 

ですから、相場の雰囲気に流されて投資初心者がやってしまいがちな『高値掴み』を回避することができます。

 

④:心が安定する

 

ドルコスト平均法は、暴落してもたくさん資産を購入できるため、相場がメンタルに与えるダメージを軽減できます。

 

また、ドルコスト平均法は長期投資を前提としているため、一歩引いた視点から投資を行うことができます。

 

実は投資において、メンタルを安定させることは非常に重要なポイントです。

 

ドルコスト平均法のデメリット

 

ここまで、ドルコスト平均法の手法とメリットについて書いてきましたが、もちろん完璧な投資方法はありません。

 

当然、ドルコスト平均法にも以下のようなデメリットがあります。

 

①:短期投資に不向き

②:購入手数料がかさむ

③:大きな利益につながりづらい

④:投資対象の破綻リスク

 

①:短期投資に不向き

 

前述のとおりドルコスト平均法は、長期投資向けの方法と言えます。

 

一日の間で分散して株数を買ったところで、1日単位では株価の変動は限定でありリスク分散としての効果は薄いと言えます。

 

②:購入手数料がかさむ

 

私たちが株式を購入する為には、証券会社に株を購入する為の手数料を支払わなければいけません。

 

ドルコスト平均法は小分けに購入していく方法なので、どうしても一括購入より手数料がかさんでしまいます。

 

③:大きな利益につながりづらい

 

ドルコスト平均法では、一括で資金を投入する方法ではありませんので、大きな利益につながりづらい欠点があります。

 

ドルコスト平均法はリスクを分散させる代わりに、大きな利益(特に短期的な利益)にもつながりづらいのです。

 

④:投資対象の破綻リスク

 

最後は投資対象の破綻リスクです。

 

ドルコスト平均法によって毎月コツコツと投資していた会社が倒産すると、積み上げてきた資産は0になってしまいます。

 

ただこのリスクは十分回避する方法がありますので、次に解説します。

 

ドルコスト平均法のリスク回避

 

ドルコスト平均法の大きなデメリットである倒産リスクを避けるポイントは2つあります。

 

①:インデックスに投資する

②:優良企業の株式に投資する

 

①:インデックスに投資する

 

ひとつ目のリスク回避方法は、個別の会社の株式や社債ではなく指数連動型ETFを使って積み立てる方法です。

 

これは、倒産リスクはほぼ0%と言っていいでしょう。

 

そもそもインデックス型のETFは株価指数に連動するように作られている投資信託商品のため、個別の会社の倒産に影響を受けません。

 

つまり、インデックス型ETFへの投資は、広く薄く多くの会社に投資していることになるので、それだけで分散投資の効果があるのです。

 

②:優良企業の株式で積み立てる

 

こちらの方法は、完全に倒産リスクや上場廃止を避けることは出来ません。

 

しかし、その可能性を最小限にする為に、東証一部の中でもさらに優良企業に投資をする事で、ある程度のリターンを見込みながらも比較的安定的に資産を運用する事ができます。

 

例えば、愛知県の豊田自動車は、日本で一番の時価総額を誇る一流企業です。

 

このトヨタは、当面の間は倒産のリスクは殆ど無いと言えるのではないでしょうか?

 

PERや自己資本比率、その他にも山のように存在するの指標によって財務分析をすれば、当面の間の倒産リスクを最小限に抑える事は可能です。

 

 

まとめ

 

この様に、ドルコスト平均法は極めて沢山のメリットを秘めています。 

上がり続ける株はありませんが、下がり続ける株もありません。

投資を行う上では、株価の上げ下げに影響されない精神力を持つ事が極めて重要です。

株価の値動きは人の心理の集合体とも言えます。

繰り返しになりますが、それらの変動に対して精神を安定して保つ為にも、ドルコスト平均法はとても有効なのです。

しかし、どれだけ素晴らしい投資手法があったとしてもそれを実行できなければ意味がありません

実は、値動きに気持ちが影響されずに、一定の期間で一定の金額を購入して行くことは、難しい事でもあるのです。

どのくらいの資産をゴールとするのか?

ゴールに達したら、何をしたいのか?

老後の資金でも構いません。

その資産運用の最終的な目標を明確に決めておく事が、株価の変動に影響されない精神づくりにとって重要だと考えています。

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日経平均株価の最高値更新を祝して美味しいお酒を飲める日を心待ちにしています。テクノロジーの発展と豊かで明るい未来を想像しながら、今日も『時代おくれ』を聴いています。