投資信託とは?

人生100年時代と言われて久しい昨今ですが、2012年末から始まった株高の影響もあり、資産運用としての投資信託に注目が集まっています。
当記事では、投資信託についての種類や手数料など、わかりづらい部分をできるだけ簡単にわかりやすく解説します。
投資信託の種類について
「投資信託」とは、投資をしたい人から集めたお金を資産運用のプロが投資家に代わって運用する商品を指します。

※投資信託のメリットついては下記リンク記事を参照ください。
この投資信託には様々な種類がありますが、これらを大きな視点に分けて解説します。
投資信託の種類

それでは投資信託の種類を3つの視点から考えてみます。
✅投資対象からの視点

まずは、投資信託を『どんな資産で運用するか?』という、投資対象からの視点で考えてみます。
◉債権型
債券に投資するタイプの投資信託を『債権型』と言います。
債券は国や企業が資金調達するために発行する証券で、「国債」や「社債」として販売されています。
債権型は株式や不動産に比べて比較的リスクが小さい投資商品です。
◉株式型
株式に投資する投資信託のことを「株式型」といいます。
株式は株式会社が資金調達の為に発行する証券です。
株式を購入すると、その会社の利益に応じた配当金がもらえます。
株価は企業の人気や業績に連動して値動きが比較的大きく、リスクも債権に比べてやや高めになります。
◉不動産投資信託(REIT)
不動産投資信託(REIT)とは、不動産に投資をして賃料収入を投資家に分配する仕組みの投資信託です。
不動産投資信託(REIT)はインフレ対策としての資産運用に有効とされています。
◉コモディティ型
コモディティ型は、原油や金などの資源や商品に投資する投資信託です。
コモディティ型の運用実績は、商品先物指数の価格変動に大きな影響をうけるため、資源・商品の価格上昇を見込む方はおすすめです。
◉上場投資信託
投資信託で株式のように証券取引所に上場しているものを上場投資信託といいます。
株価指数に連動するタイプの上場投資信託を『ETF』と呼び、不動産投資信託(REIT)に連動するタイプの上場投資信託を『J-REIT』と呼びます。
上場投資信託は証券所でタイムリーな売買が可能なことが特徴です。
✅運用方法からの視点

次に、投資信託を『どんな方法で運用するか?』という運用方法からの視点で考えてみます。
◉インデックス型
平均的な成果を得られる反面、平均を大きく上回るリターンは得られません。
手数料コストが割安な事が特徴です。
◉アクティブ型
◉バランス型
バランス型投資信託は、ひとつの資産に集中させずに、資産や市場をバランス良く分けて投資する投資信託です。
バランス型投信は、インデックス型とアクティブ型との中間に位置するリスクとリターンと言えるでしょう。
✅投資対象国からの視点

それでは最後に、投資信託を『どこの国の資産で運用するか?』という投資対象国からの視点で考えてみます。
◉日本国内
投資家から集めた資金を日本国内で運用する投資信託は、海外で運用するものに比べて比較的値動きが予想がしやすいため、初心者の方には向いているといえます。
◉先進国
アメリカや欧州などの先進国で運用する投資信託は、これからの高度成長は見込めないない一方で安定感があります。
ですから先進国での運用は新興国に比べて手堅いリターンを期待できるでしょう。
◉新興国
ブラジルやインド、南アフリカなどの新興国で運用する投資信託は、大幅な成長が期待できる一方で、経済の脆弱性から安定感に欠ける傾向があります。
通貨の為替変動も大きくなりがちな為、高いリターンを狙えますが、それだけリスクも大きいと言えます。
ベア型とブル型

ここで、ベア型とブル型のファンドについて解説します。
資産市場では
ブルは上昇相場 ⬆︎
ベアは下落相場 ⬇︎
を指します。
ブル型ファンド・ベア型ファンドとは、レバレッジ(てこの原理)を効かせ、投資資金の何倍(2倍〜5倍)の投資効果を目指す投資信託です。
相場の上昇時により高いリターンの獲得が期待できるブル型と、相場の下落局面でもリターンの獲得が期待できるベア型が特徴的です。
ブル・ベア型の投資信託は、これからの経済動向や市場動向の予想に自信を持っている方におすすめです。
相場が予想通りに動けば、通常の投資信託よりもより高いリターンを得ることがで来ます。
一方で予想が外れて、相場が反対方向に向かってしまった場合の損失も大きくなひりますので注意が必要です。
また、通常のインデックス型投資信託は相場が上昇局面で利益が発生する仕組みになっていますが、ベア型の投資信託では下落相場で利益を出すことが可能です。
ある程度、経済の先行き見通しに自信がある方にはもってこいの投資信託です。
※相場の先行きを予測するポイントはこちらの記事を参照ください。
投資信託の手数料
ざっくりと投資信託の種類を見てきましたが、これだけでは投資信託の全体像を掴む事は出来ません。
ここでは、投資信託でしっかりと利益を上げていく為に極めて重要な手数料コストについて解説します。
投資信託の手数料は、『買う時(契約時)』『運用時』『売る時(解約時)』の大きく3つに分かれます。
✅販売手数料(買う時)
販売手数料は投資信託を購入する時にかかる手数料のことで、その額は販売会社によって違います。
たまに換金(解約)時に支払う販売会社もあります。
販売会社によっては手数料のかからない投資信託(ノーロード商品と言います)を取り扱っているところもあります。
✅信託財産留保額(売る時)
信託財産留保額とは、投資信託を換金(解約)した時に発生する手数料のことで、解約時の投資信託の基準額に対して0.2〜0.3%の手数料が差し引かれます。
✅信託報酬(運用管理費用)
信託報酬とは、私たちに代わって投資・運用を行う運用会社に支払われる手数料です。
信託報酬の割合は年率で表され、年率1~2%と幅があります。
前述したように、ハイリターンを狙えるアクティブ型の運用方法の方が、安定性重視のインデックス型に比べて手数料が高めに設定されている場合が多いです。
特に投資信託は長期運用を見越した投資家の方が大半ですが、信託報酬は運用が長期になればなるほどに大きくなっていきますから、あらかじめ信託報酬を明確にしておく事が重要です。
おすすめの投資信託ファンド
それでは最後に、私がおすすめする投資ファンドを2つだけ紹介しておきます。
①三井住友DS投信

こちらはSMBCグループの資産運用会社である三井住友DSアセットマネジメントが運営する、 投資信託の直接販売(直販)サービスです。
✅PC・スマホ上で口座開設手続きが完結
✅少額(月1,000円)から積み立てられる
✅販売手数料0円、口座管理手数料0円 (証券会社、銀行ではなく投資信託の運用会社から直接投資信託を購入ができるため)
✅ 運用開始から2年弱で約47%値上がり
こちらの投資信託は、直販によって手数料をかっとしたり、しっかりとした運用パフォーマンスを出しています。
資産運用のプロから資産形成についての情報も得られますので初心者の方にはおすすめです。
②ひふみ投信

言わずと知れた有名ファンドマネージャー藤野英人氏が運用する「ひふみ投信」
主に日本の成長企業に投資をすることで、多くの資産形成を応援するとともに、日本の未来への貢献を掲げています。
足で稼いだ情報で日本全国の中小企業を発掘し、 「日本を根っこから元気にする」という理念には、日本の未来を応援するブログの管理者として私も共感してます。
そして何より、ひふみ投信の強みは2008年のファンド開始以来、安定した運用パフォーマンスを上げてきています。

ひふみ投身は東京証券取引所の株価指数であるTOPIXと比べても力強く運用益をあげられているのです。
2012年のアベノミクス開始以来、株価は長い上昇トレンドにはいっています。
この上昇トレンドがこのままどうなるのか?
株価はアフターコロナを織り込んで上昇しています。
2021年現時点で、これからの株価を予測するポイントをまとめた記事をご紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございます。
これからも日本の未来を応援するため、多くの情報を発信していきます。
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